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とっとり技術NEWS19号(抜粋版)

とっとり技術NEWS No.19(2021年3月発行)

特集 ~豊富な水産資源活用技術

豊富な水産資源活用技術

「食料品」産業は、2019年鳥取県工業統計調査によると、最も従業者数(構成比22.6%)が多く、その製造品出荷額は162,960百万円と「電子部品・デバイス」産業に次いで高いなど、重要な産業分野となっています。なかでも水産関連加工品の出荷額は約39%を占め、その約7割が日本屈指の水揚げ漁港を有する境港市に集中しています。
当センターでは、第4期中期計画の中で、「水産加工」を重点分野とし、関連企業の競争力強化及び新たな事業展開に結びつく研究開発や人材育成を行っています。

研究開発 ~水産資源の高付加価値化に向けた研究~

Ⅰ.水産物の品質保持のための「高品質冷凍・解凍技術」の実用化 ~日本屈指の高品質水産資源供給基地化を目指して~

日本屈指の鮮魚供給基地の境港が、高度衛生管理型市場へ移行し、加工品を含めた水産物の更なる高付加価値化が求められています。当センターでは、「高品質冷凍、高品質保管、高品質解凍」をテーマに、実用化を目指した技術開発に取り組んでいます。

①「高品質冷凍、保管流通技術」
高品質冷凍で保管した原料を使用して加工すると、製品の品質が大幅に向上します。境港の大量処理型冷凍インフラでも導入可能な「高品質冷凍、保管流通」技術の確立を目指しています。

②「高品質解凍技術」
冷凍原料の加工では、作業性を重視した流水解凍が行なわれていますが、解凍の不均一性や過解 凍が加工品の品質に悪影響を与えています。実用化を目指して、温度管理型の解凍や電磁波等を活用した新しい高品質な解凍技術の研究を行っています。

センター独自の冷解凍熟成技術

-40℃で 1 年間高真空で 保管したブリブロック

旬の魚に適切な冷解凍を施すと、まるで熟成させたように、食べたときの美味しさが増します。この技術を使うと、旬以外の時期にも美味しい生食用素材を消費者に提供できます。(写真は、-40℃で 1 年間高真空で 保管したブリブロック )

Ⅱ.当センター開発技術(ファストフィッシュ等)の社会実装研究 ~日本、世界の子供たちに美味しい魚を食べさせたい~

魚を食べるときに問題点はありますか?

日本での魚消費量は年々減少し続けています。「家庭で魚を食べる時の問題点」についてのアンケートでは、「骨を取り除くのが面倒」や「内臓などの生ゴミ」等の回答が多数ありました。
当センターでは、子供たちにも魚を美味しく食べてもらうため、ファストフィッシュの研究(凍結通電加熱接着技術、中落肉接着魚肉、ハタハタシート、魚臭改善技術等)を長年行ってきました。現在、この技術を活用した商品の開発とより収益性を増すためのコスト削減等について検討し、県内企業での事業化を目指しています。

Ⅲ.カニ原料品質(身入り)自動選別装置の開発 ~日本一のカニ水揚げ基地から「美味、絶品蒸しガニ」を目指して~

ベニズワイガニ

ベニズワイの漁獲量は鳥取県が日本一で、主に加工用のカニとして流通しています。当センターの研究で、ベニズワイの味にはバラツキがあり、美味しいカニは、加熱歩留まり及び生原料段階での甘味系遊離アミノ酸含有量が高く、塩分濃度が低いという特徴があることが分かっています。この特徴により、高品質な生ガニを選別し、これを蒸すことにより、素材の美味しさがそのまま濃縮された「美味、絶品蒸しガニ」として提供することができます。当センターでは、令和2年度より、美味しいカニを原料段階で非破壊的に選別する評価技術および自動選別装置の開発に取り組んでいます。

「鳥取県水産加工技術研究会」での取り組み

厨房型小型浸漬式冷解凍装置

令和2年度より、水産加工企業の競争力の強化及び新たな事業展開を促進するため、鳥取県食品産業協議会、境港水産振興協会、漁業生産者団体、水産加工企業、行政機関等と連携して、水産加工技術の最新技術について情報交換を行う研究会を行っています。本年度は、「冷凍技術」をテーマにWeb会議を含めて2回研究会を開催しました。参加された飲食店の方から「飲食店向けの小型冷凍装置を開発してほしい」という要望があり、同じく研究会に参加されていた企業とともに飲食店で使うことができる小型の冷凍装置の開発に取り組みました。開発は、当センターの「ものづくり人材育成塾」に企業が参加し、データ収集を行い、試作機(0号機)を完成させました。その後、研究会で要望していた飲食店での試運転や検討を重ねながら、「ブライン凍結機及びブライン凍結法」を特許出願(特願2020-201000) し、-30℃の不凍液で急速冷凍する飲食店向けの厨房用小型浸漬式冷解凍装置の製造を開始することになりました。

(令和2年度に実施した取り組み)

  • 第1回鳥取県水産加工技術研究会(令和2年5月26日、食品開発研究所)

<内 容>
講演①「食品開発研究所の技術紹介 ~冷凍~」
講演②「新型コロナウィルスによる営業自粛、外出自粛の今」
参加者:12名

  • 第2回鳥取県水産加工技術研究会(令和3年2月3日、Web開催)

<内 容>講演会および意見交換会
講演①「厨房用小型浸漬式冷解凍装置及び高品質冷凍・解凍熟成」
講演②「コスト削減を目指した凍結、冷凍保管」
参加者:19名

本研究会では、「冷凍、保管、解凍技術 」や「魚肉接着加工、魚体選別、品質保証」 をテーマとして順次開催していく計画です。


技術支援企業紹介 技術支援企業紹介~県内企業の新製品・新技術~ No.4 

【1】高濃度ポリフェノールを含有した黒にんにくパウダーの開発「はさま屋」
     ~こだわりの黒にんにくをより使いやすく~

新技術概要
黒にんにくパウダー あらびき

はさま屋では自社栽培した鳥取県産のジャンボにんにくを1つ1つ丁寧に手作業で選別を行い、厳選したものだけを約1ヶ月かけて熟成加工した黒にんにくを製造しています。
この黒にんにくの良さをより多くの人に知ってもらいたいと思い、保存性もよく、料理にも使いやすいパウダー製品の開発に取り組みました。
熟成した黒にんにくは糖類の濃度が高まり特有の甘みを有する反面、粘度が高く乾燥粉末加工が難しいという課題がありました。通常の粉末加工においては、賦形剤といわれる添加物を用いてパウダー加工するのが一般的でしたが、『添加物を使わない黒にんにく100%のパウダーを作りたい』とのこだわりから、乾燥・粉末加工条件の検討を重ね、令和2年に『黒にんにくパウダー』を製品化することができました。

センターとの関わり

黒にんにくパウダーの開発において、食品開発研究所が所有する乾燥設備や粉体加工設備を用いて、乾燥の時間や温度、粉末加工に適した処理方法等を検討しました。その中から当製品に最適な加工条件を見つけ出し、そのデータを参考に新たに導入した製造加工設備を使い、製造に取り組んでいます。また、にんにく粉末中の有用成分であるポリフェノールの分析も実施しました。

今後の展開

当製品は乾燥処理や添加剤不使用によって、素材に含まれるポリフェノールをより高濃度にすることが可能になり、一番の特長に繋がりました。現在、県内をはじめ関東・関西での店舗販売やインターネットでの販売を展開しています。また、より使いやすい形状のスティック製品の開発も現在進行中で、もうすぐ商品化する予定です。

【はさま屋】

黒にんにく

この度は産業技術センターのご指導の下、熟成黒にんにくの粉体加工技術について支援をいただき、感謝申し上げます。「黒にんにくパウダー」商品を通じて、鳥取県産黒にんにくの良さをより多くの方に知ってもらえるよう励みます。(代表 田中 正雄 氏)
所在地:鳥取市三津29番地
電話番号:0857-30-0232
URL:https://www.hasamaya.jp/
事業内容:黒にんにくの製造販売


【2】超耐熱合金加工用切削工具の開発「(株)菊水フォージング」
    ~「見える化」と「シミュレーション」で切削を解析する~

新技術概要
切削シミュレーションによる切り屑温度解析

ジェットエンジンや発電機のタービンブレードなどに使用される超耐熱合金は、他の金属に比べて高温になっても強度が下がらない特徴があります。一方で、この金属は熱がこもりやすい性質があるため、切削加工中に高温になります。この時、切削工具も高温になり、工具が損傷し易くなるため、超耐熱合金の切削加工は工具寿命が短いことが常識となっていました。
この“工具寿命が短いこと”は、工具費や工具の交換回数が増大することに加え、加工品質も低下するため、重要な課題となっています。そこで、菊水フォージングでは、工具寿命の長い超耐熱合金加工用工具の開発を、(公財)JKAの補助事業を活用して、センター及び西研(株)(広島市)と共同で行いました。
まず、切削の様子を高速度カメラとサーモグラフィで撮影し、切削現象を「見える化」することにより、目視では分からない切り屑の飛び方や刃先の温度の状況を把握することができました。この結果を基に、「切削シミュレーション技術」を活用し、切削中の温度が低くなるように形状を工夫した工具を設計しました。新設計した形状の工具を試作して従来の工具との比較実験を行ったところ、従来工具に比べて工具の損傷が2割程度低減し、超耐熱合金加工での工具の寿命を改善することができました。

センターとの関わり

従来から、マグネシウム鍛造の技術開発や機械加工品の形状測定などで支援をいただいており、今回についても、超耐熱合金加工の課題について相談したところ、切削工具の共同開発による解決をご提案いただきました。

今後の展開
開発した切削工具

難削材や高機能素材を加工していく上で、付加価値を高めるために更なる工具費削減、加工時間短縮を追及し、顧客に満足していただける品質・コスト・納期の改善に取組んでいきたいと考えています。

【株式会社菊水フォージング】

担当者のコメント:今回の技術支援テーマ選定にあたっては、日頃の訪問の際に当社の困り事として相談していた案件を元にマッチングしていただきました。難削材である超耐熱合金の工具開発において、産業技術センターの「見える化」技術と、西研(株)の「工具設計」技術を組み合わせる事により、工具寿命の向上を達成できました。(技術部長 野川 雅弘 氏)
所在地:米子市夜見町 2923
電話番号:0859-29-0721
URL:http://www.kikusui.org/
事業内容:型鍛造、熱処理、金型設計製作、機械加工

【3】住宅等の「鍵」における、耐久性向上を実現する、金属材料の成形加工技術の開発「 (株)ゴール米子工場) 」
   ~皆様に「安全と安心」をお届けし未来を創る企業として~

新技術概要
鍛造CAEによる新工法での残留応力低減の解析例

(株)ゴール 米子工場は「鍵と錠」の専門メーカーとして、各種錠の製造を行っています。(株)ゴールの鍵製品の特徴の一つに優れた耐久性がありお客様から高い信頼を得ています。しかし、銅合金の製品においては「応力腐食割れ」が生じることがあり、この事例は長年の懸案事項でありました。応力腐食割れは、製品の加工時に生じる残留応力が原因で、長年の使用により製品に割れが生じる現象であり、銅合金で起きやすいものです。 
そこでセンターと協力して、加工時に生じる残留応力を極力小さくする加工法の開発を行いました。鍛造CAEを活用して残留応力が小さくなる加工法の検討を行い、新工法で作製した製品の耐応力腐食割れ性を評価することで耐久性が向上する加工法を開発することができました。計画的な試験研究を構築し、実施する事により、鍛造CAE解析に対する理解が深まり、その活用能力が向上した事で、金属材料と金型構造間における、鍛造結果との関係を『定量的に把握する技術』を獲得しました。この技術により、「より安全で、より長く使用できる製品」の生産と、生産設備の省スペース化を実現する事ができました。

センターとの関わり

センターの機器利用や分析や不具合点等の技術相談で、日頃から活用させていただいています。本技術の開発にあたり、センターの「ものづくり人材育成塾」に参加し、応力腐食割れについての基本理解から原因遡及分析に至るまで、学習するスキルを身に付ける事ができました。一連の研究開発や頂いたアドバイスのお陰で、「鍵製造方法および鍵製造ライン」の特許登録をする事ができました。

今後の展開

未来を創り、未来を守る企業となるため、「世の中にないものは自分たちで生み出すという強い思い。」をコンセプトに、更に優れた加工技術の研究開発を引き続き行い、「高品質で、装飾美に優れ、先進的な鍵と錠」を生み出していきます。

【株式会社ゴール 米子工場】

この度は産業技術センターのご指導の下、「キーの製造方法」について特許を取得する事ができました。鳥取県にメイン工場を構える企業として大変名誉であり、感謝申し上げます。 (代表取締役社長 岸本 俊仁 氏)
所在地:米子市和田町 1343(本社︓大阪府大阪市)
電話番号:0859-21-9190
URL:https://www.goal-lock.com/
事業内容:リーダーやテンキーなど、各種出入管理装置、防災システムなどの製造販売


センターからのお知らせ

センターからのお知らせです。

ものづくり人材育塾

ものづくり人材育成塾のご案内
         ~企業の皆様の課題に対応したオーダーメイド型研修~

「ものづくり人材育成塾」は、県内企業の皆さまが抱える技術的課題の解決を通じて技術力向上を測るオーダーメイド型の人材育成コースです。研修期間は、取り組む課題に応じて、3,6,9,12ヶ月の4つの期間からお申し込みいただけます。是非、ご参加ください。参加費として1ヶ月あたり2,000円/人をご負担いただきます。

オーダーメイド型とは?

たとえば、製造過程で発生し廃棄していたものを「〇〇」に転用またはリサイクルしたい等の「〇〇」部分を実現するため、その過程で発生する課題を解決していく中で技術力向上をはかり、技術課題を解決する手法を習得する、課題解決手法習得コースがあります

ものづくり人材育成塾は、3コース設定しています

企業技術者がセンター研究員の助言により、自社内で抱える技術課題を解決する手法を習得することができます。技術課題に応じて、下の表の受け入れ分野からお選びいただけます。

コース 内容 研修期間
課題解決手法習得コース 企業技術者がセンタ ー研究員の助言により、 自社内で抱える技術課題を解決する手法を習得することができます。 3ヶ月、 6ヶ月、 9ヶ月または12ヶ月
AI・IoT・ロボット技術習得コース Al・loT・ロボット技術を製造現場に導入しようとする企業技術者がセンタ ー職員の助言により、 具体的な技術課題について検討することで、必要な知識やスキルを習得することができます。
水産加工開発コース 水産物加工に関する具体的な技術課題について、企業技術者がセンタ ー 職員の助言により検討を実施することで、 必要な知識やスキルを習得することができます。

課題解決手法習得コースは、技術課題に応じて、下表の受け入れ分野からお選びいただけます。

ものづくり人材育成塾 募集コース 一覧 (随時募集しております)
No. 課題解決手法コース 研修内容 担当グループ 実施場所 参加費/名
R-1 電子部品の信頼性技術 電子システムグループ 鳥取施設 1ヶ月 2,000円
R-2 ハードウェア・ソフトウェア制御技術
R-3 電機・電子製品の材料利用技術
R-4 紙製品の製造技術及び製品性能評価技術 有機・発酵グループ
R-5 プラスチック成形加工に関する研究
R-6 機能性材料に関する研究
R-7 バイオマス変換技術に関する研究
R-8 酒類製造技術
R-9 微生物応用技術
R-10 木製品等の製造技術及び性能評価技術
R-11 生産加工技術 機械 ・計測制御グループ 米子施設
R-12 計測技術
R-13 生産システム化技術
R-14 3次元ソフトを利用した評価技術
R-15 金属材料 ・ 部品の製造プロセス技術 ・ 評価技術 無機材料グループ
R-16 環境リサイクル技術
R-17 その他無機材料等の利用技術
R-18 食品加工技術 水畜産食品グループ 境港施設
R-19 農産物等の食品素材化及び応用技術 産食品・菓子グループ
R-20 健康志向型食品及び美容関連素材の開発 水畜産食品/農産食品・菓子グループ
R-21 機能性評価技術 水畜産食品/農産食品・菓子グループ
No. Al・loT・ロボット技術習得コース 研修内容 担当グループ 実施場所 参加費/名
- Al・loT・ロボット技術 電子システム/機械・計測制御グループ 鳥取施設/米子施設 1ヶ月 2,000円
No. 水産加工開発コース 研修内容 担当グループ 実施場所 参加費/名
- 水産物加工開発技術 水畜産食品グループ 境港施設 1ヶ月 2,000円
その他の人材育成事業詳細(日程決まり次第、ホームページ等でお知らせいたします。)
事業名 対象者 習得可能なスキル
AI・IoT・ロボット導入実証支援
プロジェクト事業
電気・電子関連、機械・金属 関連、食品製造業 中級コース:座学と実習により、loT技術(生産工程のloT化、スマート化技術等)、ロボット技術(ロボット制御等)、Al技術(AI解析、Al画像検査技術等)に係わる実践的な専門知識を習得できます。
上級コース:ロボットシステム開発やロボット導入に必要となる工程分析、設計、制御等の幅広い知識・技術を習得できます。
分析技術能力強化事業 電気・電子関連企業、機械・金属関連企業などの品質管理または製品開発のご担当者 製品不良の原因究明に最適な分析方法やデータ解析、異物の特定までの一連の分析スキルを習得できます。全てのコースを受講していただくと、より総合的な分析スキルを習得できます。
清酒製造技術支援事業 酒類の製造および品質管理のご担当者 清酒製造の基礎知識や製造にかかる一連の工程のポイントを習得できます。
食品開発・品質技術人材育成事業 食品関連企業、6次産業・農商工連携事業者等の品質管理および製品開発のご担当者 初級コース:食品の品質管理や製品の品質向上に必要な基礎知識や評価手法を習得できます。
中級コース:高品質加工が可能な機器や機能性成分の分析や"おいしさ"に関する評価手法が習得でき、付加価値の高い新商品開発等に活用できる技術を持つ人材が育成できます。
食の安全・安心(普及啓発)事業 食品関連事業者 基礎コース:食品衛生7S、一般衛生管理や異物混入対策等HACCPの構築に必要な知識を習得できます。
発展コース:HACCPの構築においてリーダーとなる中核的人材の育成ができます。また、既に15022000等の認証を取得されている場合には、15022000改訂版への対応を担う人材の育成につながります。
随時募集しております。詳しくは担当研究員にお尋ねください。
■鳥取:電子・有機素材研究所  〒689-1112 鳥取県若葉台南七丁目1-1
電話 0857-38-6200 FAX 0857-38-6210
■米子:機械素材研究所  〒689-3522 鳥取県米子市日下1247
電話 0859-37-1811 FAX 0859-37-1823
■境港:食品開発研究所  〒684-0041 鳥取県境港市中野町2032-3
電話 0859-44-6121 FAX 0859-44-0397
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