
理事長あいさつ
理事長あいさつ(平成31年4月1日)

鳥取県産業技術センター(以下、「産業技術センター」)は、平成19年に地方独立行政法人に移行して以来の12年間、第1期から第3期までの中期計画に基づいて、工業系試験研究機関に求められる役割・機能を充実させ県内企業の基盤技術力の向上に貢献して参りました。
この間には本県を取り巻く経済環境は大きく変化し、さらに、第4次産業革命の急速な進展、人口減に伴う生産年齢人口減少、国際的なビジネスの必要性など、非常に大きな技術革新や産業構造の変化が現実のものとなってきております。
そうしたなか、産業技術センターには、これらの変化に即応し、且つ、先進的でグローバルな観点から本県産業の発展に資する技術の構築と普及が求められており、本年4月1日から4年間の第4期中期計画をスタートさせました。
第4期中期計画の推進においては、以下の点に留意した活動を実施して参ります。
- 鳥取県経済成長創造戦略をはじめとする鳥取県施策の推進に貢献すること
- 第4次産業革命関連技術の活用及び実装支援活動により県内企業の生産性向上に貢献すること
- 研究開発の推進や実用化支援などにおいては、産業技術センターが主体性をもって県内外の関係機関と連携した活動を行い、技術移転を推進すること
また、第4期中期計画の重点対応分野として次の3分野を掲げ、技術支援、研究開発、人材育成等のあらゆる産業技術センターの活動を集中させて本県産業の発展に貢献していく所存です。
- 次世代自動車分野
- 豊富な農林水産資源を活用した高付加価値食品分野
- 生産性向上を目指したAI/IoT/Robot活用分野
平成最後となる4月にスタートし、新しい令和の時代を切り拓く産業技術センターの第4期中期計画を推進するため、職員が一丸となって努力して参りますので、当センターをより一層ご活用いただきますとともに、皆様方の暖かいご支援・ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
平成31年4月
地方独立行政法人 鳥取県産業技術センター
福岡 悟